HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 37013 Content-Type: text/html ETag: "f4ddc-1263-fef3a000" Expires: Tue, 08 Feb 2011 01:21:46 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 08 Feb 2011 01:21:46 GMT Connection: close 2月7日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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2月7日付 よみうり寸評

 「ちょんまげを結った力士は修業の身であることを忘れてはならない」――元横綱大鵬・納谷幸喜さんの言葉を全力士は()みしめるべし◆八百長を認定された4力士の処分は他の調査の進むのを待って保留されているが、解雇あるいは除名は必至だ。4人に心あらば、処分を待たず、自らちょんまげを切った方がいい◆八百長に憤る好角家の多くはそんな潔さを求めたい思いでいる。が、「立ち合いは強く当たって……」など具体的なメールの証拠があっても、なお関与を認めていない力士がいる。わかっていない◆そんな状況の中、春場所の中止が決定した。「ウミを出し切るまでは、土俵の上で相撲をお見せできない」と放駒理事長。当然だが、即断を評価する◆事実の徹底解明とともに過ちを繰り返さない明日のため、不祥事を生む土壌である部屋制度や年寄・親方のあり方など組織改革も尽くさねばならない◆相撲の基本動作である〈四股〉は地中の邪気を(はら)い、大地を鎮める神事に発している。邪気を祓いきれるか。

2011年2月7日13時52分  読売新聞)
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