HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 37202 Content-Type: text/html ETag: "f6093-11f7-b62d3840" Expires: Sat, 05 Feb 2011 03:21:47 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 05 Feb 2011 03:21:47 GMT Connection: close 2月4日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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2月4日付 よみうり寸評

 あまりにもあけっぴろげなメールのやりとり。八百長の動かぬ証拠だ。少なくとも、この限りでは日常化していたこともうかがえる◆これではかつての米大リーグの八百長・ブラックソックス事件のように「うそだと言ってよ、ジョー」と叫びたいファンも叫びようがない。事実関係を認めた力士も出て、事態はいよいよ深刻だ◆日本の伝統文化である大相撲の担い手という自覚のかけらもない。そんな力士の存在が情けない。即刻解雇の声が上がったのも当然。解雇以上の除名、永久追放に値する◆早々にNHKの福祉大相撲、フジTVの大相撲トーナメントの中止が決まった。春場所の中継、いや開催そのものも危惧される。公益法人の資格も危うい事態だ◆八百長は質的にこれまでの不祥事の比ではない。大相撲存亡の危機だ。すべては日本相撲協会の対応にかかっている。実態の徹底解明と厳正な処分、加えて再生のための抜本的組織改革が必要◆断じて伝統の灯を消さぬため、重大な危機感を持ち全力を傾注すべし。

2011年2月4日13時56分  読売新聞)
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