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2月1日付 よみうり寸評

 〈百術は一誠にしかず〉――いい言葉だ。小沢一郎氏の座右の銘で、その通り誠心誠意やっていくという◆きのう、強制起訴を受けての記者会見でこの話をした。失礼ながら、いささか()に落ちかねた。これまでもそう思ってやってきたのだろうか。百術をこらしてきたような印象の方が強い◆〈誠〉は「真事」で本当の事、いつわりのない本物をいう。万古不変が誠の要素だ。もう一つ「真言」、本当の言葉の意味もあり、ウソをつかないのが誠の第一歩だ。さて小沢氏は〈政治とカネ〉について座右の銘に恥じるところはないのだろうか◆「何一つ私自身やましいところはない」という。検察の不起訴処分を理由に真っ白のように無実を主張してきた◆が、その不起訴が「嫌疑なし」ではなく「嫌疑不十分」であることは触れもしない。陸山会の4億円の原資の説明は二転三転したが、何が〈真事・真言〉なのだろう◆「国民の生活が第一」と言うが、その国民の大多数が求める〈政治とカネ〉の説明責任はいつ果たす?

2011年2月1日13時42分  読売新聞)
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