
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 36406 Content-Type: text/html ETag: "f377a-1242-9de1da80" Expires: Wed, 26 Jan 2011 22:22:15 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 26 Jan 2011 22:22:15 GMT Connection: close
![]() 1月27日付 編集手帳水前寺清子さんが歌ってヒットした『涙を抱いた渡り鳥』は、ひと声ないては 旅から旅へ/くろうみやまの ほととぎす…と、始まる。子供の頃、「くろうみやま」の意味が分からず、首をひねった覚えがある◆日本国語大辞典には「みやま」(見山)とは〈(「山」はしゃれて添えたことば)見ること。見物〉とある。「くろうみやま」は「苦労見物」のことで、作詞家の故・星野哲郎さんが残した言葉の至芸のひとつだろう◆体力を消尽させた長旅の果てに、「季節の使者」ならぬ「わざわいの使者」を見るような困惑の視線で迎えられる――渡り鳥には気の毒なご時世である◆島根、宮崎、鹿児島、愛知…確認されたもの、疑いのあるものを含めて、鳥インフルエンザの感染が広がっている。中国や韓国などから飛来した渡り鳥が持ち込んだものとみられ、各地の養鶏場では野鳥の侵入を防ぐ網の点検や整備に追われている◆政府が技術と資金の両面から防疫を支援し、感染の拡大を封じ込めるしかない。渡り鳥たちも、生活が根底から脅かされる養鶏農家の「くろうみやま」は、したくないはずである。 (2011年1月27日01時49分 読売新聞)
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