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1月24日付 よみうり寸評

 〈巨人、大鵬、卵焼き〉――懐かしいが、今では若い人なら知らなくても不思議でない言葉だ◆それを横綱白鵬が優勝インタビューで話した。初場所で6連覇を果たし、大鵬に並んだことがうれしいということ。双葉山についてもそうだが、白鵬は先輩の大横綱について実に詳しい◆モンゴル出身ながら日本人以上に日本人と評されるゆえんだ。長い相撲の歴史を学ぼうと努め、横綱として大成を期しているのがうれしい。日本の力士になりきっていると思えるのがうれしい◆実の父・ムンフバトさんのモンゴル相撲5連覇を超え、角界の父と慕う元大鵬・納谷幸喜さんの6連覇に並び、育ての親、宮城野親方に優勝をプレゼントした◆これを「3人のおやじに恩返しできた」と話すのも微笑(ほほえ)ましい。千秋楽の朝はその横綱自身にもうれしい知らせ。第3子・元気な次女が誕生、賜杯に花を添えた◆横綱の独走は見事だが、大関以下が不甲斐(ふがい)ない。連勝を止めた稀勢の里のように、連覇阻止にも挑む力士の数多い輩出を切望する。

2011年1月24日14時12分  読売新聞)
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