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1月4日付 よみうり寸評

 〈人生の宝です〉――箱根駅伝を走ったことをそう言った4年生の選手がいた。それは彼に限らず、多くの選手の思いだろうと思う◆箱根駅伝は1920年(大正9年)が第1回。今年、第87回大会を迎えた。第1回の参加はわずか4校(東京高師、明大、早大、慶大)。今年はそのうちの1校、早大が18年ぶり13度目の優勝。おめでとうを申し上げる◆ハイライトはやはり山の上りと下りだった。往路の上り(5区)では東洋大の山の神、柏原に抜かれはしたが早大の猪俣が27秒差で踏ん張る健闘◆復路の下り(6区)では早大・高野が途中転倒のアクシデントをものともせず、東洋大の市川と抜きつ抜かれつ長い並走の末、振り切り、首位でタスキをつないだ◆早大の猪俣、高野はともに4年生、これが最初で最後の箱根駅伝だった。その走りは何にも代え難い宝になったことだろう。人生の価値ある助走になったと思う◆ゴールでは1、2位の差は21秒、史上最小差でともに大会新という大激戦をしのいで早大が勝った。

2011年1月4日13時40分  読売新聞)
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