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11月27日付 よみうり寸評

 一年納めの本場所が九州の地で開催されるようになったのは、昭和32年(1957年)から。この年、相撲界は激震に見舞われた◆「興行的な運営が公益法人としてふさわしくない」と、国会で日本相撲協会の在り方が厳しく追及された。5月に当時の理事長が自殺未遂。後を継いだ時津風新理事長が協会改革に取り組んだ。昭和の大横綱とたたえられた「角聖」双葉山である◆力士の月給制が導入され、蔵前国技館2階の大半はいす席に。新弟子の教育を行う相撲教習所も開所した◆あすの千秋楽で一年を締めくくる大相撲の平成22年。双葉山の69連勝に迫る横綱・白鵬の健闘が光ったものの、歴史に残る不祥事の年となってしまった◆場所中の暴行事件による横綱・朝青龍の引退、大関・琴光喜らが解雇された野球賭博問題、名古屋場所はテレビ中継が中止された◆昭和33年は初代・若乃花が横綱に昇進。栃錦との「栃若時代」が人気を盛り上げていく。来年が相撲界再生の年となるか。協会、力士ともに奮起を期待する。

2010年11月27日13時38分  読売新聞)
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