
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 38254 Content-Type: text/html ETag: "15dde3-1784-e90d4e40" Expires: Wed, 24 Nov 2010 03:21:40 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 24 Nov 2010 03:21:40 GMT Connection: close
![]() 南北砲撃戦 北朝鮮の暴挙を強く非難する(11月24日付・読売社説)民間人の住む島を突然砲撃するとは、重大な武力挑発である。断じて許せない。 戦争再発につながりかねない言語道断の暴挙であり、朝鮮戦争休戦協定への明白な違反だ。強く非難する。 23日の白昼、朝鮮半島の西側、黄海に浮かぶ韓国の 延坪島付近は、海上の軍事境界線をめぐっての合意がないため、これまで南北の艦船が幾度も衝突し、交戦してきた緊張の海域だ。しかし、朝鮮戦争の休戦以来、約2000人の住民がいる島が砲撃されたことはなかった。 北朝鮮は最高司令部の声明で、韓国軍が北朝鮮領海内に砲撃してきたために「断固たる軍事的措置を取った」と、砲撃を正当化した。韓国軍はこの日、付近海域で軍事演習を行っていた。 だが、北朝鮮がどんな言い訳をしようとも、民間人を狙った行為は、許されるものではない。責任の所在を明らかにし、責任者を処罰してしかるべきだ。 韓国軍が反撃し、戦火はひとまずやんだが、北朝鮮の出方は不透明だ。一触即発の危機は続いていると見なければなるまい。 付近の海域では、3月に韓国の海軍哨戒艦が魚雷攻撃で撃沈されている。ましてや今回は、北朝鮮軍による歴然たる砲撃だ。報復を求める声があがるにせよ、韓国は、ここは強く自制し、冷静に対処してもらいたい。 北朝鮮で、3代世襲が本格化している中で、今回の砲撃事件は起きた。金正日総書記の後継者の金正恩氏が、党軍事委員会副委員長に就任したばかりである。 この権力移行期に好戦的な行動を繰り返すのは、軍部の支持を得て権力基盤を固める狙いがあるのだろう。核兵器を持ち、好戦的な姿勢を強める北朝鮮に、国際社会は警戒を怠るべきではない。 北朝鮮はこのところ、軽水炉の建設、ウラン濃縮活動の公開、3回目の核実験の準備と見られる動きなどによって、国際社会の注意をひくのに腐心している。 米朝協議の実現が狙いだろうが、米国の特別代表が韓国、日本、中国を訪れ、今後の対応を協議している最中に起きた砲撃事件は、逆の結果をもたらすだろう。 日米韓は、北朝鮮の軍事的な挑発を断固阻止するために、連携を一層強化する必要がある。 (2010年11月24日01時16分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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