
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 38052 Content-Type: text/html ETag: "fe341-16c7-62c9d180" Expires: Sun, 21 Nov 2010 21:21:20 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sun, 21 Nov 2010 21:21:20 GMT Connection: close
![]() 大学生の就職 企業とのミスマッチの解消を(11月22日付・読売社説)若者の就職活動が一段と厳しさを増している。「超」のつく就職氷河期に巡り合わせたことを、不運と思う学生も多いことだろう。 だが、嘆くだけでは道は開けない。厳しい環境だからこそ、学生は自分を見つめ直し、地に足のついた就職活動をしてほしい。 来春卒業予定の大学生の就職内定率は、10月1日時点で57・6%にとどまった。 調査を始めた1996年以降、最低の数字だ。就職氷河期と呼ばれた2000年頃でも、60%を下回ったことはない。来年4月の最終内定率も、初めて90%を切る可能性があるという。 内定率が落ち込んだ要因は、言うまでもなく景気の低迷だ。 経済が好調な時代、企業はより優秀な人材を求めて採用活動を早めていった。そのスケジュールを変えないまま、採用人数をどんどん絞っているのが現状だ。 このため、3年生の秋ごろから何十社も訪問しているのに、全く内定を得られない、というケースも珍しくない。 学生の側も、企業の規模や知名度にばかりこだわってはいないだろうか。そうした企業には希望者が集中し、倍率は高くなる。内定を取るのは難しい。 学生の間では無名でも、スケールの大きな事業を展開する会社や将来性の豊かな企業はたくさんある。自分の能力とやりたいことを売り込める学生を、そうした企業の採用担当者は待っている。 このミスマッチを解消すれば、内定率改善につながるだろう。 企業側も、採用形態を再考する動きを見せている。 商社で組織する日本貿易会が、今は3年生の10月から始まっている採用活動を、4か月程度遅らせるよう日本経団連に提言した。 また、政府は卒業3年以内の大卒者は新卒と同じ扱いで採用するよう、経済界に要請している。 就職活動の期間を短縮すれば、学生には自己 政府は22日、関係省庁に経済団体や大学関係者を交え、対策会議を発足させる。少しでも“氷”を解かす策を練ってほしい。 企業選びは就職活動の最初の一歩だ。仕事への理解を欠くともう一つのミスマッチが生じ、早期退職にもつながる。まずは「この会社でやりたいことができるか」をじっくり考えたい。 (2010年11月22日01時10分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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