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11月19日付 よみうり寸評

 〈何か持ってる〉――その何かを斎藤佑樹は〈仲間〉だと言った。さすが何かを持っている男の言だ◆早大野球部はもちろん、ライバルの慶大はじめ子どもの頃からの多くの野球仲間たち、応援してくれた全国の野球ファン、これだけ多くの仲間を持てたのは、やはり強い星を持つからだ◆みんながそう思い期待している。斎藤佑樹投手がその期待にまた応えてくれた。18日、明治神宮野球大会大学の部決勝、早大が東海大に2―1で逆転勝ち、初優勝した。WASEDAのユニホームで戦う最後のゲームだった◆9回に斎藤投手登板。いつもは先発だが、この日は同期の仲間、福井―大石―斎藤のリレーで大学最終戦を締めくくった◆思えば、2007年春の東京六大学野球リーグ戦で、斎藤投手は開幕の東大戦に先発し、初勝利をあげた。1年生投手の開幕先発・初勝利は慶大の宮武三郎以来で実に80年ぶりだった◆持ってる星が輝くのは、誠実、明朗、努力、健康……があるからだ。星を一層磨いて好漢の大成を祈る。

2010年11月19日14時07分  読売新聞)
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