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11月15日付 よみうり寸評

 最後に木村沙織のスパイクが相手ブロックをはじいた瞬間、32年ぶりのメダル獲得が決まった◆女子バレー世界選手権最終日の3位決定戦、日本が米国に3―2で逆転勝ち、銅メダルをつかんだ。東京・代々木体育館は満場が涙と笑顔、歓声と拍手だった◆東京五輪、強かった〈東洋の魔女〉は遠い昔の話。日本の女子バレーがメダルと無縁になって長い歳月が流れた。世界選手権で日本女子のメダルは1978年のレニングラード大会の「銀」以来。それまでは6大会続けて「金」か「銀」だったのに◆五輪でも84年のロサンゼルス大会の「銅」以来メダルから遠ざかっている。復活はもう無理かとも思われたほどだったから、よくぞここまで力をつけてくれた◆前夜は世界ランク1位のブラジルから2セット連取するなど、強豪相手に連夜のフルセット・マッチ。ブラジル戦第2セットの35―33は大会記録のラリーだった◆一丸になって戦った不屈の粘りに喝采(かっさい)を送る。選手たちの笑顔がロンドン五輪への道を明るくした。

2010年11月15日14時34分  読売新聞)
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