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10月15日付 よみうり寸評

 〈柳腰〉は細いしなやかな腰。細腰の美人そのものの表現でもある。仙谷官房長官が、日本の対中外交をこれに例えたのは???◆推測すれば〈柳に雪折れなし〉と〈二枚腰〉を合成したのではないか。そう言って柳腰をあっさり撤回すれば、もめなかったと思う。野党は「不適切」と撤回を迫るが、あくまでも応じない◆そこにはしなやかで、したたかな風情はまるでない。野党に対する長官の態度は柳腰とは遠い〈けんか腰〉。これでは、菅内閣の対中外交を〈弱腰〉と見る野党の追及は止まらない◆国会の論戦が始まって、仙谷長官の〈八面六()〉ぶりが目立つ。首相や他の閣僚を指名した質問に、長官が先に答弁を買って出るような場面が多い◆「説教・はぐらかし・開き直り」「牛若丸の前に立つ弁慶のようだ」の評も出た。対照的に牛若丸ならぬ菅首相の答弁は慎重というよりは煮え切らない感が強い◆小沢氏の喚問問題など〈及び腰〉そのものだ。野党のイラ菅時代に戻って、自分の答弁を聞いてみるといい。

2010年10月15日13時58分  読売新聞)
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