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10月5日付 よみうり寸評

 〈唯我独尊〉――自分だけが偉い、正しいとうぬぼれる。小沢一郎氏と検察は、形も質もまるで違うが、これに似た共通点がある◆検察審査会の2度目の「起訴議決」は、小沢氏にも検察にも、双方に対し「仏様でもあるまいに、それは違うよ」とノーを突きつけた。そんな印象がある◆小沢氏は長く検察と対決しながら、ひとたび「不起訴」と決まると、プロの検察が認めたのだから無実だと言い続けた。「嫌疑不十分」などはおくびにも出さず、青天白日という主張だ◆その一点張りで、土地購入資金4億円の出所がころころ変わったなど多くの疑問に全く答えていない。説明責任を果たさないつけが回ってきたという評もある◆嫌疑不十分の不起訴は「シロ」ではない。「検察の起訴基準に照らしても起訴は可能だ。有罪の可能性があるのに、検察官の判断だけで起訴しないのは不当」。そう判断しての「起訴議決」◆検察審査会は検察の判断を追認するだけのお飾りではない。チェック機関であることを強く表明した。

2010年10月5日14時08分  読売新聞)
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