
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 36284 Content-Type: text/html ETag: "f5513-1166-b5363280" Expires: Fri, 24 Sep 2010 20:21:46 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 24 Sep 2010 20:21:46 GMT Connection: close
![]() 9月25日付 編集手帳来日したロシアの皇太子が警衛の巡査・津田三蔵に切りつけられ、負傷した。1891年(明治24年)の「大津事件」である◆ロシアの憤りを恐れた政府は死刑を望んだが、刑法では殺人未遂を無期懲役以上に処することができない。大審院長の児島惟謙は法を守り抜き、無期の判決が下る。司法に携わる者は「法」のしもべであって「政治的配慮」のしもべではないことを、児島は法曹界の後輩たちに身をもって伝えたといえるだろう◆「今後の日中関係を考慮いたしますと…」――那覇地検の幹部が記者会見で語った“政治的判断”に違和感を覚える◆日本の領海内で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、那覇地検は漁船船長の釈放を決めた。政治的判断を頭から否定するつもりはないが、それは文字通り政治が責任をもって下す判断であり、検察の仕事ではない。地検が下した政治的判断をもっけの幸いに、中国側の船舶はこれからわが物顔で日本の領海を侵すことだろう。損なわれる日本の国益に、検察はどういう責任を取るというのか◆司法権を中国に売り渡したにも等しい最悪の結末である。 (2010年9月25日01時16分 読売新聞)
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