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9月17日付 よみうり寸評

 〈天命〉――文字通り、天の与えた使命。岡田克也氏は民主党幹事長のポストをそう言って受けた◆めぐりあわせという意味もある。氏の幹事長就任は3度目だ。政権交代直前まで務めていて、そのままやりたかったポストでもある。今回は外相続投を希望していただけに、もろもろの思いのこもる〈天命〉であろう◆〈天に不測の風雲あり〉は中国の名言。〈人に旦夕(たんせき)の禍福あり〉と続く。天候には予測し難い変化があり、人にもまたたく間に、(わざわい)が起き、福が訪れる。で、不測に対する心の備えが必要ということだ◆今、民主党の新幹事長は内に巨大な「党内野党」、外に「ねじれ国会」の難題を抱えている。不測の風雲を前に天命を受けたような思いだろう◆が、〈天は自ら助くる者を助く〉(S・スマイルズ)という。岡田氏は自らを「短所は頑固、長所は一貫していること」と言う。その自らを助けることを貫けばいい◆きのうで政権交代から1年。普天間問題が象徴するようなブレ続けの迷走とは決別する方がいい。

2010年9月17日14時03分  読売新聞)
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