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9月3日付 よみうり寸評

 〈逃げない〉――小沢一郎前幹事長がそう言った。検察審査会が「強制起訴」の結論を出せば、起訴に同意するということだ◆民主党代表選の公開討論会での発言。これを潔いなどと聞いたら過大評価だ。こう答える前に「検察が不起訴にしたのだから、検察審査会も2度目の起訴相当の結論は出さないだろう」と語っている。それが前提なのだ◆自らの資金管理団体・陸山会の事件について、氏の説明は「1年余の強制捜査で不正な実質的な犯罪事実はなく、検察は不起訴にした」で終始している◆説明責任を果たしていないという批判には「国民の声は謙虚に受け止める」というが、今回もこれ以上の説明はなかった。随分人を食った謙虚もあるものだ◆「嫌疑なし」ではなく「嫌疑不十分」の不起訴であることなどおくびにも出さない。青天白日の無実で、秘書3人の起訴も軽い形式犯と言わんばかりの態度だ◆つい3か月前に前首相ともども退陣したばかりの人物が何のはばかりもなく日本の総理の座に挑んでいる。

2010年9月3日13時47分  読売新聞)
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