
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 37412 Content-Type: text/html ETag: "1045c0-1582-ed7d9b40" Expires: Tue, 31 Aug 2010 20:21:40 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 31 Aug 2010 20:21:40 GMT Connection: close
![]() 鳩山調停失敗 投票で決着を図るのは当然だ(9月1日付・読売社説)挙党態勢を名目に「密室談合」で決着させるよりも、代表選で堂々と勝敗を決めるのが筋だ。これこそ多くの国民が求めているものだろう。 菅首相と小沢一郎・前幹事長は民主党代表選への立候補を正式に表明し、代表選は両氏の一騎打ちが確定した。 これに先立って両氏は会談し、代表選後も、勝敗にかかわりなくお互いに協力し、党の分裂を避けることで基本的に一致した。 菅首相と小沢氏の会談は、両氏が全面対決すれば、党に決定的な亀裂が入ることを懸念する鳩山前首相らが仲介した。 しかし結局、小沢氏の処遇ポストや、反小沢色の強い仙谷官房長官、枝野幹事長らを引き続き起用するかどうかで、折り合えなかったものとみられている。 菅首相は、30日の鳩山氏との会談で、菅、鳩山、小沢3氏の「トロイカ体制」で政権運営にあたる方針を受け入れた。 だが、そのまま小沢氏との間で妥協し、無投票で再選を固めるようなことをしたら、自民党の古い派閥談合政治と同じ、との批判は免れなかったろう。 一方の小沢氏も、ここで一転、撤退すれば、各種世論調査での不人気にたじろいだと受け止められたに違いない。 調停に乗り出した鳩山氏の責任は大きい。 内政・外交で迷走を重ね、首相を辞任して間もない鳩山氏は、本来、謹慎の身であるはずだ。 しかも、鳩山氏は、初めは菅首相続投を支持しながら、中途から小沢氏支持へと変わった。辞任の際、「クリーンな政党を」と言い残しながら、「政治とカネ」の疑惑を抱えたままの小沢氏を推すのもおかしい。 矛盾に満ちた言動を繰り返している鳩山氏は、調停役として不適格だったのではないか。 今回、代表選そのものが見送られたりしていれば、参院選の責任問題はもとより、衆院選政権公約(マニフェスト)の見直し、消費税率引き上げ問題、国の基本政策についての議論を深める機会が失われただろう。 2週間にわたって行われる代表選で、菅、小沢の両氏は、国家ビジョンや政権運営のあり方について、自らの見解を率直に語らなければならない。 今回の代表選びは、野党時代と違って首相を選ぶ選挙だ。民主党議員や党員・サポーターは、その点を強く自覚して1票を投じてもらいたい。 (2010年9月1日01時17分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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