HTTP/1.0 200 OK Server: nginx Date: Thu, 01 Jul 2010 20:21:57 GMT Content-Type: text/html Content-Length: 21483 Last-Modified: Thu, 07 Aug 2008 05:40:38 GMT Very: Accept-Encoding Accept-Ranges: bytes X-Cache: MISS from www17.people.com.cn Via: 1.0 www17.people.com.cn:80 (squid/2.6.STABLE14-20070808) Age: 3598 Powered-By-ChinaCache: HIT from NTT-HK-1-3G4 Connection: close
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亀裂を繕い同盟を強化した韓米(論評) 米国のブッシュ大統領は5日に韓国入りした。韓米首脳は6日に首脳会談を行い、共同声明を発表した。ブッシュ大統領にとって任期中最後の訪韓だが、準備あっての訪問であり、実質的な意義が象徴的な意義を上回った。
韓米同盟は韓国外交の「中枢」であり、米国の世界戦略の朝鮮半島および北東アジアにおける「戦略の要」の1つでもある。今年2月に就任した李明博大統領は4月には初訪米し、両国は韓米同盟を「21世紀の戦略同盟関係」に引き上げた。しかし、5月に韓国で米国産輸入牛肉の「牛肉騒動」が始まると、韓米関係に大きな亀裂が走った。少し前には、米国務省に属する地名委員会が独島(日本名「竹島」)の帰属を「韓国」から「主権未確定」と変更。米国のこの行動は、上は大統領から下は庶民まで、韓国に再び大きなショックを与えた。その後、ブッシュ大統領自らの指示により、「韓国領土」表記が復活した。こうした事件がもたらした亀裂を繕うため、ブッシュ大統領は李大統領との会談で、米韓戦略同盟の重要性を重ねて強調。戦略的協力の強化で合意に達し、米国の次期政権と韓国が引き続き同盟関係を発展させていくための基礎を固めた。 ここ数年来、6カ国協議の枠組の下、朝鮮半島の核問題を解決するために、朝米は頻繁に接触し、米国が実施する対朝関係改善措置も進展を遂げ、朝米関係は次第に暖かさを取り戻してきた。一方、韓朝関係に目を転じると、李政権の発足後、韓朝関係は悪化の流れを呈している。この「緩和と冷却」は鮮明な対比を成している。韓国は、対米関係を改善し韓国と距離を置く朝鮮の戦略が、韓米関係を破壊したと考えている。韓国世論は、一方的に対朝関係を改善し、無原則に朝鮮に譲歩する米国の姿勢を、「韓米両国にとって無益」と批判している。この状況を前に、ブッシュ大統領は訪韓中、李政権の対朝政策への支持と南北対話再開の提案を明確にした。また両首脳は、対朝関係で緊密に協力・協調することを決定した。朝鮮半島の核問題では、朝鮮半島の非核化という最終目標を再確認したほか、6カ国協議の枠組内で、朝鮮の核放棄の実現と第3段階措置の早期実施に向け協力することで合意した。首脳会談後の共同声明で、初めて「朝鮮の人権」が取り上げられたことも注目に値する。これは今後の朝米関係の発展における障害となる可能性がある。 韓国のアナリストは、今回のブッシュ大統領の訪韓は韓米間の亀裂を繕い、韓米同盟を強化する上で「双方が満足できる成果」を上げたものの、アフガニスタンへの派兵継続など敏感な問題を慎重に回避したことは、韓米関係の脆弱性を示すものだとの見方を示している。(編集NA) 「人民網日本語版」2008年8月7日
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