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7月13日付 よみうり寸評

 サッカーW杯南アフリカ大会閉幕。31日間、64試合の熱狂がブブゼラの騒音とともに去って行く◆(うたげ)のあとのような一抹の寂しさを思いつつ、大会を振り返る。閉幕セレモニーには91歳のマンデラ元大統領も出席。アフリカ大陸初のW杯成功の証しにも見えた◆「史上最高のW杯を実現した」と南アフリカは歓喜に沸き、ズマ政権は「次は五輪」と招致に意欲を見せているという。危惧(きぐ)された治安にも大きな傷はなく、まずは成功。アパルトヘイト(人種隔離)からの歩みにマンデラ氏の感慨を思う◆南アに負けず沸いたのはスペイン。優勝候補の筆頭で、「無敵艦隊」の名があるが、過去は評判倒れ、期待はずれで今回が初優勝◆その無敵ぶりはなんと言ってもパスワークだ。今大会7戦で成功したパスが断然トップで総数3803本。準優勝のオランダは激しい守備でパス回しを封じ、カウンターで攻める手しかなかった◆日本は準優勝のオランダと同じグループリーグE組で1―0の惜敗。それが大きな自信につながった。

2010年7月13日13時53分  読売新聞)
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