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7月2日付 よみうり寸評

 連日、蒸し暑い日が続いているせいか、昨日の小紙夕刊(東京版)科学面に載った「地球寒冷期近いかも」の記事に思わず引き込まれた◆太陽で異変が起きているという。もともと太陽は常時、同じエネルギーを発しているわけではない。通常は11年周期で元気になったり弱くなったりしている◆昨年と一昨年は活動が最も低調だった。いつも通りなら今年は元気になり始めるはずだが、弱々しい。原因は分からないが、活動の周期が間延びして12・6年になっているらしい◆17世紀にも異変があった。周期が14年に延び太陽活動が弱い状態が70年続いて地球の気温は約0・6度下がったとされる◆この影響で農作物は不作になり世界が飢えた。栄養不足で疫病も蔓延(まんえん)した。歴史を振り返れば、むしろ太陽が活発で温暖な方が文明は栄えたと太陽の専門家は言う◆ただ今のところ短期の影響はない、が気象庁の見解。寒冷期どころか、この夏は全国的にジメジメとした暑い日が続く、と予報する。いつもの夏へ、ご自愛を。

2010年7月2日13時53分  読売新聞)
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