
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 38498 Content-Type: text/html ETag: "ba78f-15f5-6d88d040" Expires: Wed, 30 Jun 2010 20:21:45 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 30 Jun 2010 20:21:45 GMT Connection: close
![]() W杯日本敗退 選手の奮闘に元気をもらった(7月1日付・読売社説)日本のサッカー史上、初めてとなるベスト8には、またしても手が届かなかった。しかし、日本代表の選手たちは、最高峰の舞台で、力を存分に発揮した。健闘をたたえたい。 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の決勝トーナメント1回戦で、日本はPK戦の末、パラグアイに敗れた。2002年の日韓大会と同じ成績で、日本のW杯挑戦は終わった。 堅守速攻が身上のパラグアイに対し、日本は、中沢佑二選手、駒野友一選手ら守備陣の体を張った守りでわたりあった。 延長戦を含め120分を戦った末の紙一重の敗戦だ。PKを外した駒野選手は悔しいだろうが、胸を張って帰国してほしい。 W杯の計4戦、日本代表は1戦ごとに自信を得て、強くなった。チーム一丸となって強豪国に挑む姿には、頼もしさを感じた。選手の持ち味を引き出した岡田武史監督の 日本の存在感を、世界に向かって十分に示したといえる。 だが、世界の壁は、やはり高かった。岡田監督は、「まだまだ、そんな簡単じゃないよと言われているんだと思う」と語った。 日本の守備力は、W杯でも通用したが、明らかに足りないのは得点力だ。少ないチャンスをものにすることができなかった。4年後の次回大会までの宿題である。 日本代表の試合の度に、列島は大いに盛り上がった。パラグアイ戦のテレビ中継の瞬間最高視聴率は64・9%に達した。 みんなで日本代表を応援する一体感を味わい、選手たちから元気をもらった人も多いのでないか。スポーツが持つ力の大きさを改めて実感する。 前回のドイツ大会で惨敗して以降、日本代表の戦績は上がらず、スター不在の代表チームへの関心も薄れがちだった。海外チームとの親善試合でも、スタンドには空席が目立った。 しかし、代表チームが強ければ、注目度も高くなる。本田圭佑選手らの名は、W杯を通して一気に知れ渡ったはずだ。 日本は22年のW杯招致に名乗りを上げているが、今回のW杯は、機運を高めるきっかけになるかもしれない。 選手たちは、この経験を糧に、Jリーグや海外のチームでさらに技を磨き、日本サッカーのレベルアップにつなげてほしい。 W杯でのベスト8、さらに、今回の目標だったベスト4の夢は、4年後までとっておこう。 (2010年7月1日02時09分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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