
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 38415 Content-Type: text/html ETag: "104acb-15c0-fc90c880" Expires: Fri, 25 Jun 2010 22:21:37 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 25 Jun 2010 22:21:37 GMT Connection: close
![]() W杯ベスト16 組織力生かしさらに上位を(6月26日付・読売社説)世界最高峰の舞台で、ベスト16に駒を進めた。日本代表チームの奮闘に拍手を送りたい。 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本はデンマークを3―1で下し、決勝トーナメントに進出した。2002年の日韓大会以来、2度目のベスト16である。 前半に本田圭佑選手、遠藤保仁選手が見事なフリーキックを決めた。後半には、岡崎慎司選手のゴールで突き放した。 デンマークの猛攻を体を張って防ぐ日本の選手たちからは、「ここで敗退するわけにはいかない」という気迫が伝わってきた。岡田武史監督は、「素晴らしい選手たちを誇りに思う」と語った。 体格、パワーでは劣っても、選手一人一人が、自らの役割を確実に果たした。組織力でつかみ取ったベスト16といえる。 次戦は29日、相手は南米のパラグアイだ。厳しい戦いとなるだろうが、日本の持ち味を存分に発揮し、初めてのベスト8入りを達成してもらいたい。 大会前、日本代表への期待は、さほど高くはなかった。だが、初戦でカメルーンに勝つと、関心が一気に高まった感がある。 デンマーク戦が中継された25日午前3〜5時の関東地区の平均視聴率は30・5%、瞬間最高視聴率は41・3%に達した。時間帯を考えれば、驚くべき数値である。 決勝トーナメントは、負ければ終わりという一発勝負だ。それだけに、応援のボルテージも一層、上がるに違いない。 韓国もベスト16に勝ち上がった。アジア勢が振るわなければ、次回大会のアジアの出場枠が減らされる懸念がある。その意味でも、日韓両国の決勝トーナメント進出は朗報といえるだろう。 意外だったのは、前回大会優勝のイタリア、準優勝のフランスがともに敗退したことだ。それ以外の欧州の強豪国も、苦戦を強いられている。 今大会に出場している南米やアフリカ、アジアの選手の多くが、普段は欧州のリーグでプレーしている。欧州で技を磨いた選手たちが、国別対抗のW杯では、欧州各国の難敵として立ちはだかっているというわけだ。 ブラジルやアルゼンチンなど南米勢は好調だ。日本のサッカーにはない見事な個人技を見ると、サッカーのスタイルの違いを実感させられる。 大会は折り返し点から佳境に入る。世界の頂点を目指すぶつかり合いが、ますます楽しみだ。 (2010年6月26日01時08分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
![]() ![]() ![]() |
![]() |
今週のPICK UPPR
![]()
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |