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5月28日付 よみうり寸評

 日米共同文書には「辺野古」を明記するが、日本政府の対処方針にはそれを書かない。政府方針は「閣議決定」「閣議了解」「首相発言」のどれにしようか◆こんなことで右往左往している政府は見るに堪えない。そんなことで〈5月末〉を取り繕ってどうする。鳩山首相と平野官房長官の顔には〈二枚舌〉〈姑息(こそく)〉と書いてあるように見える◆どう繕っても、普天間移設で首相が高言した「最低でも県外。米国も沖縄も連立与党もすべてが合意して5月末決着」は幻に消えた。その現実が残るだけなのに◆「辺野古」をひっくり返しておいて結局は辺野古に帰った。この間に地元の容認が反対に変わった。「現行計画とは違う」と首相は言うが、辺野古は辺野古◆きのう全国知事会を招集した。「沖縄の負担軽減にご協力を」とやるなら、事の初めにやるべきこと。土壇場の今とは拙劣の極み。欠席した知事も多かった◆「最低でも県外」に「職を賭して」きたはずの首相だが、転んでも「職」をどうするかなど気配もない。

2010年5月28日14時29分  読売新聞)
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