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5月26日付 よみうり寸評

 社民党の福島瑞穂党首は沖縄県を訪問し、仲井真知事とがっちり握手した。知事は先日、鳩山首相が握手できなかった相手である◆福島党首は鳩山内閣の閣僚でもある。普天間移設をめぐる重大な閣内対立だ。〈辺野古反対〉で党の存在感を強くアピールしたつもりだろうが、〈社民暴走〉と見出しをつけた新聞もある◆「閣僚としてはいかがなものかと思うが、社民党党首という立場でならやむをえない」と首相。この煮え切らない友愛?が問題をこじらせる。与党のこんな状態を野党時代の2人なら〈閣内不一致〉と騒ぎ立てたはずだ◆福島氏はかつては「重大決意も」と言ったが今や「重大なのは連立を離脱するかしないかではなく、辺野古に新しい基地をつくらせないことだ」などと言う◆鳩山首相が福島消費者・少子化相を罷免するか、福島党首の社民党が連立内閣を離脱すれば、すっきりするだろうが、双方ともそこまでは容易には踏み切れない◆安全保障という国の姿の基本テーマでこのていたらくが情けない。

2010年5月26日14時13分  読売新聞)
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