
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 50316 Content-Type: text/html ETag: "a33cf-1620-8856efc0" Expires: Sat, 15 May 2010 22:21:37 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 15 May 2010 22:21:37 GMT Connection: close
![]() 小沢氏再聴取 検察は改めて真相解明めざせ(5月16日付・読売社説)民主党の小沢幹事長が15日、東京地検特捜部の事情聴取を受けた。先の検察審査会の「起訴相当」議決を受けた再捜査の一環である。 この日の聴取で特捜部は、改めて政治資金収支報告書虚偽記入への、小沢氏本人の関与の認識などを 小沢氏に対する特捜部の聴取はこれが3度目だ。1月に最初の聴取要請を受けた際には、多忙などを理由に半月以上も応じなかったのに比べると、驚くほどの対応の早さである。 3日前には、衆院政治倫理審査会に出席して事実関係を説明する意向を表明している。 小沢氏は2月に不起訴(嫌疑不十分)となって以降、「不正をしていないことが明らかになった」として国会での説明は不要との立場を繰り返してきた。 事情聴取と国会の両方で自身の潔白を主張することで、「説明責任を果たせ」との批判をかわす好機ととらえたのかもしれない。 検察が早晩、再び「不起訴」の結論を出す。政倫審で説明をし、「これで責任は果たした」と主張する。そうすれば、検察審の2度目の議決も「起訴すべき」には至るまい――。そんな小沢氏の“幕引き戦術”が透けて見える。 検察当局には、今回の聴取の重要性を強く認識してもらいたい。「起訴相当」議決の際にも検察内部には「新たな証拠が得られない限り、不起訴の結論は変わらないだろう」という声があった。 すでに結論ありきの形式的聴取に終わらせるなら、それは検察の事実解明責任の放棄であろう。一般市民の意を 小沢氏には、依然として重い政治責任がある。 今回の事件では、小沢氏の元秘書ら3人が刑事訴追されている。事件の舞台となったのは、ほかならぬ小沢氏の資金管理団体「陸山会」だ。秘書に対する監督責任をどう受け止めているのか。 「秘書の犯罪は議員の責任」とは、鳩山首相がかつて自民党の政治家を指弾する時に口にした言葉だ。世間の感覚も同じだろう。 秘書だけに責任を負わせる「トカゲのシッポ切り」の対応が、国民の政治不信を増幅させたことは否定できない。各種世論調査でも、小沢氏は幹事長を辞任すべきだとの声が圧倒的に多い。 再度「不起訴」なら検察審の第2幕が開く。小沢氏の追及は終わらない。 (2010年5月16日01時31分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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