HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60381 Content-Type: text/html ETag: "f5469-1117-3f081100" Expires: Sun, 09 May 2010 22:21:48 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sun, 09 May 2010 22:21:48 GMT Connection: close 5月8日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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5月8日付 よみうり寸評

 約5年半ぶりだという。9日に初日を迎える大相撲夏場所の番付を見ると、関脇、小結の4力士すべてが日本人だ。2004年の九州場所以来、33場所ぶりのことだそうだから、ちょっとした珍事である◆関脇に稀勢の里と安美錦、小結に琴奨菊と栃煌山。確かに、上位を脅かす存在として、土俵には欠かせない顔ぶれといえる◆だが、関脇、小結が「純国産」となったのは、外国人力士たちが順当に大関へと昇進を果たした結果ともいえる。今回の番付は、日本人力士のふがいなさを映し出しているのではないか◆稀勢の里が大関候補と言われて久しい。「頼むぞ、稀勢の里!」。国技館でファンのそんな声援を何度も耳にした。もう一つ、階段を上ってほしいという期待の表れだろう◆夏場所の話題の中心は新大関の把瑠都だ。そうであっても、稀勢の里ら関脇、小結陣が脇役に甘んじてはならない。横綱、大関に土をつけるような気迫を見せれば、土俵が盛り上がる◆日本人力士としての意地を、ぜひとも見せてほしい。

2010年5月8日14時13分  読売新聞)
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