HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60848 Content-Type: text/html ETag: "f2255-1157-d2fe63c0" Expires: Fri, 30 Apr 2010 02:21:49 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 30 Apr 2010 02:21:49 GMT Connection: close 4月28日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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4月28日付 よみうり寸評

 「何もやましいことはない」――小沢一郎・民主党幹事長の相変わらずの強弁。検察審査会の議決〈起訴相当〉についてそう述べた◆〈嫌疑不十分の不起訴〉を〈潔白〉と言い続けてきたすりかえの延長だ。ご本人は「意外な結果で驚いている」というが、世間はそれほど驚いてはいない◆検察審査会の議決には、〈秘書に任せていたと言えば政治家本人の責任は問われなくて良いのか〉という素直な市民感覚がある。それが土台だから〈起訴相当〉の議決に多くの共感を呼ぶのだろう◆小沢氏は「陸山会に不正な金や脱税のないことは検察の不起訴で証明された」と言うが、これもすりかえだ。事件は陸山会が巨額な土地代金の流れを隠した政治資金規正法違反。氏の元秘書3人が起訴された◆これに目をつぶり「やましくない」はない。やましくないなら、国会の証人喚問に応じるなど進んで疑いをはらすといい。それにはそっぽを向くから、図々(ずうずう)しさに不信が募る◆首相ともども民主党ツートップに風当たりは一層強まる。

2010年4月28日13時55分  読売新聞)
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