HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60564 Content-Type: text/html ETag: "f543f-1184-ea14d1c0" Expires: Tue, 27 Apr 2010 22:21:46 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 27 Apr 2010 22:21:46 GMT Connection: close 4月27日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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4月27日付 よみうり寸評

 捜査がピリオドを打ったら、説明するのではなかったか。「検察から書類を返してもらって説明する」と言ったのを忘れたのか◆「不起訴相当」でピリオドとした検察審査会の結論について、鳩山首相は「当事者の立場から何も申し上げるべきではない」と言った。どうやら説明するはずだった巨額な偽装献金の使途も(ほお)かむりするつもりらしい◆前言との整合性など考えないのだろうか。つい先日の前言でも、反古(ほご)にしてはばからない。が、小沢幹事長のように「これで潔白。一件落着」などと思うなかれ◆月額1500万円にも上る母からの〈子ども手当〉を何年も知らなかったなど「考えがたい」と検察審査会も付言した◆説明責任は頬かむりで「すべて厳粛に受け止める」などと言っても、口先だけにしか聞こえない。古い流行歌の文句を思い出す。時の流れに身をまかせ……。その時その時、節目の時は、場当たり的な発言ではぐらかす◆それが度重なって、首相のぶれと軽い発言が耐え難い軽さになってきた。

2010年4月27日14時10分  読売新聞)
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