
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60625 Content-Type: text/html ETag: "fd0fa-115b-39289b80" Expires: Thu, 22 Apr 2010 21:21:48 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Thu, 22 Apr 2010 21:21:48 GMT Connection: close
![]() 4月22日付 よみうり寸評 「私はしばしば死んだ人に会うために能楽堂に足を運ぶ」と多田富雄さんが書いている。身近な死者、たとえば父母や友人の面影がシテの姿に重なって浮かぶからという◆多田さんは世界的な免疫学者で、新作能の作者、エッセイストの文化功労者。21日、その豊かな才能の人が76歳で死去した◆冒頭の文は〈新作能「花供養」に寄せて〉の書き出しだ。「花供養」は白洲正子の面影を描いた氏自身の作品。白洲正子は晩年に多田さんを「生涯最後のお友達」と言った◆多田さんの方も「白洲正子さんが逝ってもう十年、時々無性に会いたくなる。寒い夜半に、一人で酒を飲むときなど、ふと声が聞こえるようで……」と書いた◆長く古い交際ではなかったが、才能豊かな二人の晩年の対話は味わい深い。これは「花供養」(藤原書店、昨年12月刊)で、うらやましいような思いで読んだ◆ノーベル賞級と評される免疫に関する業績はもとよりだが、脳 (2010年4月22日14時01分 読売新聞)
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