HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60745 Content-Type: text/html ETag: "fd0e5-111c-a341e7c0" Expires: Fri, 16 Apr 2010 22:21:50 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 16 Apr 2010 22:21:50 GMT Connection: close 4月16日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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4月16日付 よみうり寸評

 〈普天間の移設を受け入れる自治体など、どこを探してもない。名護市が受け入れることは奇跡だと思ってほしい〉――移設容認派だった前名護市長・島袋吉和さんの言葉を改めて思い出す◆〈5月決着〉を鳩山首相が15日夜、改めて明言したからだ。〈米国・沖縄・与党の三つの合意が必要〉とも言った。島袋氏の言う奇跡を起こす覚悟らしい◆5月末の決着期限がブレないのはいいが、3者とも合意とは自らハードルを上げたかたち。これを首相は冗舌に語ったという◆〈覚悟を決めて〉とも言っているが、側近は心配らしい。首相がハードルを上げれば、平野官房長官はハードルを下げようと懸命に見えるのがおかしいほどだ◆首相がこれほど明言しているのに、官房長官会見では、〈決着〉の意味に幅を持たせようとしている。近づく5月をにらみ、心配で予防線を張っているのだろう◆長官は米ワシントン・ポスト紙のコラムが首相を酷評したことにも不快感を示したが、なぜ風当たりが強いかを心配した方がいい。

2010年4月16日14時10分  読売新聞)
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