
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60776 Content-Type: text/html ETag: "f6158-11d1-6bda1ac0" Expires: Fri, 02 Apr 2010 03:21:43 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 02 Apr 2010 03:21:43 GMT Connection: close
![]() 4月2日付 編集手帳 〈踏めりしは死体のいづこなりしやとこよひ高熱のこころ凍るを〉。死体を踏んで歩いた、その感触が足裏に残る。あれは腕であったか、顔であったか…◆歌人の竹山広さんは25歳のとき、結核で入院していた長崎市内の病院で被爆した。安否の知れぬ兄を捜し、地獄絵図のなかをさまよったときの記憶だろう◆〈面倒なことだが孫よ人間はベッドでひとりひとり死ぬのだ〉。歌の背後に、ベッドで死ねなかった無数の人々がいる。告発も、あらわな怒りもないだけに、悲しみはいっそう深く染みとおる。竹山さんが90歳で死去した◆どの歌も、声に出して読んでみたい流れる調べのなかに、しんとした静けさがある。たとえば、〈わが傘を持ち去りし者に十倍の罰を空想しつつ (2010年4月2日01時32分 読売新聞)
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