
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 59933 Content-Type: text/html ETag: "add38-1597-8cc63c00" Expires: Wed, 31 Mar 2010 21:21:38 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 31 Mar 2010 21:21:38 GMT Connection: close
![]() 党首討論 真正面から懸案を論じ合え(4月1日付・読売社説)鳩山首相と谷垣自民党総裁、山口公明党代表による今国会2回目の党首討論が行われた。 前回の討論で迫力不足と批判された谷垣総裁は米軍普天間飛行場移設問題で、攻撃姿勢をみせた。首相が約束している5月末までの決着が果たせなかった場合は、退陣するか衆院を解散するよう迫った。 首相は、「命がけで行動し、必ず成果を上げる。政府を信頼してほしい」と応じるなど、前回よりは緊張感のある討論となった。 後半国会では、党首討論を頻繁に開き、外交、税財政など国の根幹にかかわる問題について論戦を深めるべきだ。 谷垣総裁は、普天間問題について、米国と地元双方の理解を得ていた現行案を否定して沖縄の期待をあおり立てた揚げ句、政府案がいまだ一本化されていない現状を批判した。 首相は「腹案はすでにある」と反論し、「現行案と同等かそれ以上の成果が上がる」と強調した。だが、早期決着の決意を示すだけで、具体性や説得力を欠いた。 元秘書による偽装献金事件では谷垣総裁が、元秘書の裁判が結審したことをとらえ、首相が説明責任を果たすよう求めた。 首相は「身を粉にして国民の期待に応える」と述べたが、国民が求めているのは真相の解明だ。裁判中を口実に説明責任を回避し続けることは許されない。 山口代表も、政治資金問題に関する与野党協議機関の設置を提案した前回とは打って変わり、政権に対する対決姿勢を前面に打ち出した。郵政改革法案をめぐる閣内の混乱などを列挙して、「内閣は機能不全」「失望内閣」などと厳しく批判した。 谷垣、山口両氏に対する首相の発言は、全体に冗長で、追及に正面から答えていない場面が目立った。これでは、討論を早く切り上げようとする時間稼ぎとみられても仕方があるまい。 谷垣総裁は、前回の討論で追及が甘かったと党内から指摘が相次ぎ、与謝野馨・元財務相らが総裁交代論を展開した。今回は反省をある程度生かしたと言えるが、質問調が抜け切れなかった。 党内には「谷垣総裁では参院選は戦えない」との声が依然くすぶっている。若手・中堅議員は拙劣な国会運営を理由に、大島幹事長や川崎二郎国会対策委員長ら執行部の刷新も求めている。 戦う野党として態勢を立て直せるか、谷垣総裁の指導力が引き続き問われよう。 (2010年4月1日01時50分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
![]() ![]() ![]() |
![]() |
今週のPICK UPPR
![]()
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |