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3月24日付 よみうり寸評

 バンクーバー冬季パラリンピックが閉幕した。五輪とはまた別の感動、そして勝るとも劣ることのない感動の余韻に浸っている◆それが、何よりも〈()せば成る〉の感動であることは先日書いたが、〈為せば〉はどんな時に、どんなきっかけで始まったのだろうか。それを考えている◆長野パラリンピックのテーマソングは〈旅立ちの時〉だった。〈旅立ちの勇気を……微笑(ほほえ)みながら ふりむかずに 夢をつかむ者たちよ 君だけの花を咲かせよう〉――この歌詞のように、選手たちはバンクーバーで花を咲かせた◆今回の日本勢が獲得したメダルは金3、銀3、銅5の計11個。前回のトリノ大会(9個)を上回り、冬季の海外大会では史上最多となった◆改めて、メダルの有無を問わず選手の皆さんの〈旅立ちの勇気〉を(たた)えたい。障害を乗り越えて、競技の道へと旅立ちを決意した時、花を咲かせる夢と微笑みが生まれた◆パラリンピック選手のすそ野をもっと広げよう。次世代を担う若者たちに旅立ちの勇気を薦めよう。

2010年3月24日14時20分  読売新聞)
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