HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 60366 Content-Type: text/html ETag: "f5014-1184-325cbec0" Expires: Fri, 19 Mar 2010 01:21:16 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 19 Mar 2010 01:21:16 GMT Connection: close 3月18日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



現在位置は
です

本文です

3月18日付 よみうり寸評

 「最低でも県外にする」はどこへ行った? 選挙用のリップサービスだったと言われても仕方がない◆沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で政府案はシュワブ陸上案(名護市など)とホワイトビーチ沖案(うるま市)の2案を米側に提示する展開になるようだ◆国内他地域への移設は極めて困難という認識が、やっと政権内で共有され始めたらしいが、結局「県内」では、とんだ回り道。しかも米側も沖縄も合意するとは思えない。日米が合意の現行案(名護市シュワブ沿岸)を反古(ほご)にしてまで何をしたか◆政権交代以来、「国外、県外」の期待をあおってきた。この間に移設容認の名護市長は1月の選挙で落選、反対派が勝った。移設をより難しくしただけにも見える◆それでもなお「3月末に政府案。5月に決着」と鳩山首相は平然。〈世の中の 人はなんとも 言わば言え 我が()すことは 我れのみぞ知る〉は坂本龍馬の歌◆龍馬気取りはどうかと思うが、鳩山兄弟にはそろって〈我れのみぞ知る〉ようなところがある。

2010年3月18日14時06分  読売新聞)
現在位置は
です