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3月11日付 よみうり寸評

 引退した名馬ウオッカからバトンを引き継いだかのように、1頭の牝馬(ひんば)がスポーツ紙などをにぎわしている◆ラブミーチャン。岐阜県の笠松競馬所属の3歳馬だ。馬主は風水師の「Dr・コパ」こと小林祥晃(さちあき)さん。昨年10月のデビューから6連勝し、地方競馬の「年度代表馬」にも選ばれた快速娘だ◆笠松といえば、国民的アイドルとなったオグリキャップを出した競馬場として知られる。だが、地方競馬を取り巻く状況は相変わらず厳しい。笠松も苦境が続いている◆そこに登場したラブミーチャンは、まさに救世主。出走する日には入場者が急増し、馬券の売り上げも伸びる。Tシャツなど関連グッズの売れ行きも好調という◆高知競馬ではかつて、113連敗したハルウララが人気を呼んだ。ファンに目を向けてもらうには、話題性のある馬の存在が欠かせないということだろう◆ラブミーチャンは14日、桜花賞の出走権を得るため、中央競馬のレースに挑む予定だ。背中には、騎手とともに笠松の大きな期待も背負う。

2010年3月11日14時10分  読売新聞)
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