
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 62255 Content-Type: text/html ETag: "a8305-1637-b0bb2080" Expires: Fri, 26 Feb 2010 20:21:10 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 26 Feb 2010 20:21:10 GMT Connection: close
![]() 真央ちゃん「銀」 4年後に向け技量を磨こう(2月27日付・読売社説)19歳のライバル二人の 氷上の舞は、本当に見事だった。 バンクーバー五輪のフィギュアスケート女子で浅田真央選手が銀メダルに輝いた。フリーの演技で3回転半ジャンプを2回、成功させた。自己ベストの得点での2位である。胸を張っていい。 金メダルを獲得したのは、浅田選手としのぎを削ってきた韓国の 現時点での実力は、金妍児選手が一枚上だったということだろう。浅田選手は「悔しい」と語った。この経験を生かして技を磨き、4年後のロシア・ソチ五輪では満面の笑みを見せてほしい。 安藤美姫選手は5位、鈴木明子選手も8位に入賞した。 男子では、高橋大輔選手が銅メダル、織田信成選手が7位、小塚崇彦選手が8位と健闘した。 6人の活躍は、日本のフィギュアスケートのレベルの高さ、層の厚さを世界に示したといえる。 浅田選手の銀メダルにより、バンクーバー五輪での日本選手のメダル数は、銀2、銅2の計4個となっている。 金メダルがないのは残念だが、2002年ソルトレークシティー五輪の銀1、銅1個、06年トリノ五輪の金1個と比べ、まずまずの成績といえるだろう。 今回の五輪で活躍が目立つのが韓国勢だ。金妍児選手以外でも、スピードスケートの500メートルで男女とも優勝するなど、スケートでのレベルアップには、目を見張るものがある。 強さの要因の一つが、将来有望と思われる選手をジュニア時代から国を挙げてサポートする強化策にあるといわれる。 これに対し、日本では主に企業や大学が選手を養成し、その中から優れた選手を選抜して代表チームを編成するのが一般的だ。 しかし、厳しい経済状況の中、選手を育てる余力がなくなっている企業が多いのも事実である。 政府は、12年のロンドン五輪でのメダル増に向け、有望競技への支援策に10年度のスポーツ関連予算を手厚く配分している。冬季競技に対しても、こうした国のサポートは欠かせまい。 世界と戦うには、長期的視点も大切だ。フィギュアについても、浅田選手の次の世代をいかに育てるかが課題となろう。 バンクーバー五輪は、日本時間の3月1日に閉幕する。今回の五輪を、選手育成のあり方を幅広く議論する契機としたい。 (2010年2月27日00時38分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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