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2月18日付 よみうり寸評

 「母からの資金提供のことで、納税はばかばかしいという気持ちが国民に起きていることは申し訳ない」◆こう謝るしかない人が総理大臣で、徴税の最高責任者であることが悲しくも情けない。「平成の脱税王」などと呼ばれた人に「ぜひ税金はお支払いを」と言われても、しらけるばかりだ。折しも確定申告の季節である◆「首相は免れても、自分たちは畳までひっくり返して全部持っていかれる」。国民にそう思われても、その人は「首相をやっている資格はない」とは全く思わない◆「遅れても納めればいい」では済まない。重加算税や場合によっては告発もある。税務当局は厳しい処理が肝要。説明なしでは収まらない◆が、鳩山由紀夫首相には何を言っても〈のれんに腕押し〉の感がある。〈民、信なくば立たず〉も〈綸言(りんげん)汗の(ごと)し〉も心しているかどうか◆首相の言葉が軽い。陸山会事件について、小沢一郎幹事長に国会で説明するよう「私から進言することも十分ある」と言ったが、にわかには真に受けられない。

2010年2月18日15時11分  読売新聞)
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