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2月17日付 よみうり寸評

 〈銀〉と〈銅〉の差はわずか0・03秒。バンクーバー冬季五輪・スピードスケート男子500メートルの長島圭一郎と加藤条治の2人◆「一番熱いレースができた」と長島、「銅はぎりぎり合格点」と加藤。言葉こそ違うが、同じ会社「日本電産サンキョー」に所属して、同じ前回トリノ大会の屈辱をバネに、バンクーバーを目指してきたライバル同士◆この4年、どちらが欠けても、この〈銀と銅〉はなかったのではないか。〈金〉の宿題は、また次回のロシア・ソチで目指せばいい◆2人に喝采(かっさい)、同時に2人を支えた会社にも拍手を送ろう。世界的な不況の中「よくぞ」と思う。「日本電産サンキョー」の前身は「三協精機」。冬季五輪に幾多の代表を輩出してきた◆03年に三協は日本電産の傘下に入り、05年から現社名に。この会社なくして、日本のお家芸・スピードスケート男子500メートルの復活はなかったかも知れない◆サラエボ(1984年)から6大会続いたこの種目のメダル、今大会がまた新たなスタートになる。

2010年2月17日14時24分  読売新聞)
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