
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 61744 Content-Type: text/html ETag: "a5282-15cd-67629080" Expires: Wed, 17 Feb 2010 01:21:11 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 17 Feb 2010 01:21:11 GMT Connection: close
![]() 五輪スケート 悔しさを糧に銀・銅メダル(2月17日付・読売社説)表彰台に2人の日本人選手が立った。 バンクーバー冬季五輪のスピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎選手が銀メダル、加藤条治選手が銅メダルに輝いた。 日本にとって、今大会最初のメダルは、ダブルでの獲得という、うれしい結果となった。 4年に1度の大舞台で、見事に結果を出した2人の奮闘に拍手を送りたい。 長島選手は27歳、加藤選手は25歳。2006年のトリノ五輪500メートルで、加藤選手は金メダルの有力候補とされながら、6位に終わった。長島選手は当時、加藤選手らの陰に隠れた脇役的存在で、500メートルは13位だった。 2人とも、トリノ五輪で味わった悔しさを糧に、トレーニングを積んできたのだろう。「どうしてもメダルが欲しかった」。長島選手がレース後に語った言葉には実感がこもっていた。 レースでは、整氷車のトラブルにより、進行が大幅に遅れるアクシデントがあった。それにもかかわらず、力強い滑りをみせた2人の精神力も見事だった。 スピードスケートの500メートルは、夏季五輪では陸上競技の100メートルにあたるといえるだろう。その花形種目で、日本は1984年のサラエボ五輪から6大会連続でメダルを取ってきた。 98年の長野五輪で金メダルに輝いた清水宏保選手など、幾多の名選手が生まれ、世界のスケート界の歴史に名を刻んできた。 だが、トリノ五輪ではメダルを逃した。日本のお家芸は復活できるのか――。バンクーバー五輪はそれが問われる重要な大会であったといえる。 長島、加藤選手のメダル獲得はこれからの日本スケート界にとって、大きな活力となるだろう。 今回、優勝したのは韓国の選手だ。アジア勢のレベルの高さが際立つ結果となった。 フリースタイルスキー女子モーグルで、上村愛子選手が惜しくも4位に終わった際には、メダルを取ることがいかに難しいかを痛感させられた。それだけに、長島、加藤選手の快挙に感動をもらった人も多いことだろう。 五輪は始まったばかりだ。17日には女子500メートルが行われ、フィギュアスケートの男子シングルも始まる。今後、ノルディック複合などのスキー陣にもメダルの期待がかかり、楽しみは尽きない。 二つのメダル獲得を起爆剤に、日本選手団が上昇気流に乗ることを期待したい。 (2010年2月17日01時40分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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