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2月16日付 よみうり寸評

 〈公平公正な検察当局の捜査〉――ごく当たり前の言葉だが、この人の口から聞くと、おやおやと思う◆民主党の小沢一郎幹事長のこと。〈不公正な国家権力の行使〉と言い、激しく闘う姿勢を見せたのは誰だったか。自分が不起訴になったとたん、同じ検察が〈不公正〉から〈公平公正〉に変わるのだから恐れ入る。〈ご都合主義〉と言うほかはない◆「検察の捜査に勝るものはないでしょ」とまで言った。それで不起訴だからもう説明責任など済んだ話にするらしい◆嫌疑不十分の不起訴を潔白で押し通す。その理屈で、「どこででも話しますが」と言いながら政治倫理審査会にも国会の証人喚問にも応じる気配はまるでない◆自分の元秘書で衆院議員の石川知裕被告ら側近3人が公平公正な検察に起訴されたことなどどこ吹く風。刑事責任と政治・道義的責任の別にわきまえもなくトカゲのしっぽ切りはもう通らない◆「説明に納得できない」は本紙世論調査で86%。ご都合主義の強弁を臆面(おくめん)もなくいつまで続けるのか。

2010年2月16日14時54分  読売新聞)
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