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2月3日付 よみうり寸評

 いくら相撲はチョンマゲの世界でもやっていることが何とも時代がかってはいないか。日本相撲協会の役員改選は、今後〈投票〉と言わず〈入れ札〉と呼ぶといい◆元横綱の貴乃花親方が新理事に当選した翌日の2日夜、同親方に1票を投じた安治川(あじがわ)親方(元幕内光法(こうぼう))が協会退職を表明した。年寄名跡・安治川は立浪一門の現役力士から借りていた◆が、一門の決めごとに反して貴乃花親方に投票した責任を取るという。この日、緊急の立浪一門会が開かれ、一門の名折れ、造反者?のあぶり出しがあったという◆安治川親方は自分から手を挙げ「名跡を借りた力士、他の親方衆に迷惑をかけた」として協会をやめるという◆21世紀の日本の選挙とは思えない。日本相撲協会は横綱朝青龍のまたまたの不祥事にも対処中だが、さて、納得のいく処分ができるのか◆調査委員会の設置が遅すぎる。調査も生ぬるく見える。高砂親方の対応には師匠の厳しさが見えない。協会は組織として〈(かなえ)の軽重〉を正面から問われている。

2010年2月3日13時55分  読売新聞)
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