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１月１８日付　よみうり寸評

　「こんなことで辞めていられるか。検察と断固闘う」と民主党の小沢幹事長。「信じています。どうぞ闘って下さい」と鳩山首相。１６日午前、首相公邸での会談◆その日午後の民主党大会でも幹事長は幹事長続投と検察との対決を表明、首相は擁護の発言。これに「よーし」の声援と拍手。幹部たちがこぶしをかざし気勢をあげる図が異様に見えた◆「党全体で検察と闘う姿勢を見せたわけだ。首相も一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」とは小沢幹事長に近い議員。おやおやと思う。首相も党もそれでいいのか◆首相は翌１７日、「闘って下さい」は「幹事長続投を認めた意味で申し上げた」と釈明したが、「闘って」の相手は検察と思うのが普通だろう◆「検察批判ではない。不適切だとは思わない」とも言ったが、鳩山首相の発言は軽い。後で釈明の必要な弁が多すぎる。〈友愛〉をその場その場で発揮するからだろう◆本紙緊急世論調査だと「小沢氏は幹事長を辞任すべきだ」が７０％、続投させた首相の判断は「適切と思わない」が６８％だった。

（2010年1月18日15時13分読売新聞）

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