
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 61854 Content-Type: text/html ETag: "15c82c-15a9-8824af00" Expires: Sat, 16 Jan 2010 21:21:05 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 16 Jan 2010 21:21:05 GMT Connection: close
![]() 小沢幹事長発言 検察批判の前に説明を尽くせ(1月17日付・読売社説)民主党大会で小沢幹事長は、自らの資金管理団体による土地取引疑惑について潔白を強調し、検察当局と全面対決すると表明した。 しかし、問題の土地購入の原資など事実関係については依然として不明なままだ。 小沢氏は検察批判の前に、具体的な根拠を示して国民に説明を尽くすべきだ。また、潔白だと言うなら、東京地検の聴取にも堂々と応じればよい。 地検は、小沢氏の秘書だった石川知裕衆院議員らに続いて、昨年の西松建設事件で逮捕した公設第1秘書を政治資金規正法違反容疑で再び逮捕した。 小沢氏は党大会で、資金管理団体をめぐる事件について「記載の間違い」「形式的ミス」として、東京地検の捜査手法を厳しく批判した。その上で、「断固としてこのようなやり方について闘っていく決意だ」と述べた。 自らの進退については、「何も職を辞する必要はない」と幹事長続投を表明した。だが、疑惑を晴らす努力をしない限り、国民の理解は得られまい。 鳩山首相は党大会のあいさつで「小沢幹事長を信じている。職務に全力を挙げるよう要請する」と述べた。強制捜査直後には、昨年の総選挙でみそぎが済んだと言わんばかりの発言までして、小沢氏を擁護している。 自らの偽装献金事件に続いて、幹事長にかかわる疑惑で所属国会議員の逮捕者まで出したことに対し、首相の認識は甘過ぎる。 大会前に会談した小沢氏に対しては、「どうぞ闘ってください」と述べたという。小沢氏におもねったとしか思えない。行政府の長として極めて不適切な発言だ。 党大会では、政権発足以来、最も困難な状況を迎えながら、国会議員や地方代議員からは、「政治とカネ」をめぐる問題について、批判は出なかったという。 昨年の西松建設事件では、有識者による第三者委員会を設置し、独自に真相究明に取り組む姿勢を見せた。ところが、今回はそんな動きもまったく出ていない。 首相と幹事長の政権トップ2人に政治資金にかかわる疑惑が指摘されている重大事を前に、民主党は黙したままでよいのか。 このままでは、政治とカネの問題で自浄能力を示すことのできない政党とみなされるだろう。 あすから始まる国会でも、予算審議促進を口実に、疑惑解明に後ろ向きな姿勢を取り続けることは許されない。 (2010年1月17日01時22分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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