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12月14日付 よみうり寸評

 けさは朝刊がお休み。そこで鳩山首相にはきのうの朝刊を再読いただきたい。何をかといえば本紙1面の〈地球を読む〉がいい◆山内昌之東大教授の寄稿。「首相は日米関係などの外交でもマニフェストという固定した価値観にとらわれすぎている。実際の国際政治がもたらす無限の複雑さを楽観主義で単純化するか、国内向けに極度の主観性で無視しようとしていないか」とある◆見出しは〈鳩山外交戦略あいまい〉。そのせいだろうか、普天間飛行場の移設問題をはじめ鳩山外交の歩みが危うく見えてならない◆「日米関係こそ外交の基軸」といいながら問題先送りだ。前政権時代とはいえ、移設は国と国の合意。具体的な代案もなしの先送りでいいのか。外交より連立維持重視は不可解だ◆中国の国家副主席と天皇陛下との会見ごり押しもおかしい。会見申請のルールを無視した「政治利用」ではないか。この時期に、対米、対中国のバランスを考えてもよろしくない◆八方美人が八方ふさがりにならなければいいが。

2009年12月14日14時00分  読売新聞)
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