HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 59278 Content-Type: text/html ETag: "f5e62-1123-8af70d80" Expires: Fri, 11 Dec 2009 02:21:16 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 11 Dec 2009 02:21:16 GMT Connection: close 12月10日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



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12月10日付 よみうり寸評

 「何だかわけがわからない。これを変幻自在といえば褒めすぎになる」――江藤淳氏の生前の小文〈鳩山家四代の禍根〉にある◆1996年、旧民主党結党のころ、鳩山由紀夫氏の言動について書いた。「その場の状況によって、言うことが菅寄りになったり、邦夫寄りになったり」で、新党が「他人船」と「兄弟船」の間で揺れているという話◆それから13年、米軍普天間飛行場移設問題で、首相の話は、やはり「何だかわけがわからない」。米側の不信が募り日米同盟は危機の様相を招いている◆来年の日米安保条約改定50周年に向けて同盟深化のための日米協議は米側が延期を通告してきた。普天間移設問題の日米閣僚級作業部会も中断となった◆「トラスト ミー」と言われても、社民党との「連立船」優先では、米側も「何だかわけがわからない」。首相はかつて「常時駐留なき安保」の提唱もした◆首相はコペンハーゲンのCOP15の際、オバマ大統領に説明するとも言ったが、米側が消極的で会談も難しそうだ。

2009年12月10日13時49分  読売新聞)
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