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12月9日付 よみうり寸評

 数学の連立方程式とは違う。政権の連立方程式を解くのは難しい。3党連立の鳩山内閣なら問題ごとに各党それぞれの解がある◆米軍普天間飛行場の移設問題では社民党の党首・福島消費者相が連立離脱の重大決意をちらつかせ、鳩山首相を揺さぶった◆今度は緊急経済対策で国民新党代表の亀井金融相だ。第2次補正予算案をめぐって副総理の菅国家戦略相とやりあった。基本政策閣僚委員会で怒声を浴びせあうなど20分間も2人の〈K〉が「まるで子供のけんか」◆補正予算の増額を求める亀井大臣に対し、それを抑える側の菅大臣。菅氏には、先週決着の目算が亀井氏の欠席で今週へ持ち越しになったイライラもあった◆国民新党の要求で最終の補正規模は1千億円積み増して7兆2千億円。「連立維持にはここが我慢のしどころ」と鳩山首相。合意というよりは我慢のようだ◆基地、経済、献金が鳩山内閣の難問〈3K〉というが、基地で社民党、経済では国民新党、何やらシッポが胴体を振り回している感がある。

2009年12月9日14時06分  読売新聞)
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