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11月17日付 よみうり寸評

 巨人軍の原辰徳監督は雄弁だった。昨夜、東京・港区のホテルで行われた「2009日本シリーズ優勝祝賀会」のスピーチのこと◆3月のWBC制覇から巨人のリーグ3連覇、CS優勝、日本シリーズ優勝、そして今季最終戦の「日韓クラブチャンピオンシップ」で韓国王者のKIAを破るまでの長いシーズンを終えて、解放の喜びにあふれていた◆雄弁は今年を勝ち抜いてきた自信の表れだろう。日本シリーズ勝利への分岐点となった第5戦と制覇を決めた第6戦を話した◆5戦では大道の同点打、亀井の再同点アーチ、阿部のサヨナラホームラン、6戦では東野投手の先発と思わぬアクシデントによる内海リリーフの裏話も語った◆何しろ7年ぶり21度目の日本一だ。監督の背に並ぶナインも満場のファン、フロントの面々も明るい笑顔。片隅で筆者は14年前の東京ドームを思い出していた◆原辰徳の引退の日。「私には夢の続きがあります」と彼は言った。その〈夢の続き〉を今、われわれは一緒に見ている。そう思った。

2009年11月17日14時35分  読売新聞)
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