
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 58943 Content-Type: text/html ETag: "15eeb8-1600-1e94a5c0" Expires: Mon, 09 Nov 2009 01:21:10 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 09 Nov 2009 01:21:10 GMT Connection: close
![]() 巨人日本一 頂上決戦の醍醐味を堪能した(11月8日付・読売社説)野球は本当に面白い、と実感させてくれる日本シリーズだった。 巨人が日本ハムを4勝2敗で下し、7年ぶり21度目の日本一に輝いた。今年の目標だった「奪回」を成し遂げた選手たちを祝福したい。 セ・パ両リーグの王者の対戦にふさわしい、見応えのある試合が続いた。第6戦は息詰まる展開となったが、巨人は投手陣の踏ん張りで日本一を決めた。日本ハムも再三、チャンスを作って巨人を苦しめた。 第5戦の巨人のサヨナラ劇は、まさに野球の この試合のテレビの平均視聴率(関東地区)は、ビデオリサーチ社の調べで19・0%だった。他の試合も高い数値を残した。BS・CS放送でも中継され、多くの人が熱戦を堪能したことだろう。 巨人がセ・リーグ3連覇、さらに日本一となった要因の一つに、育成選手の台頭が挙げられるだろう。70人の支配下登録選手の枠外で入団し、鍛錬を積んで、はい上がってきた選手たちだ。 山口鉄也投手は救援にフル回転の活躍をみせた。松本哲也選手は粘り強い打撃と俊足を生かし、レギュラーに定着した。 無名の選手が成長する過程を見守る。そうすることで、選手をより身近に感じるようになるというファンの声を聞く。育成選手の活躍は、プロ野球に新たな楽しみ方を与えてくれたといえる。 育成選手が力をつければ、支配下登録選手も危機感を感じて練習に打ち込む。それがチーム力の向上につながるはずだ。 楽天の中村真人選手や阪神の野原祐也選手ら、巨人以外でも一軍で結果を出す育成選手が出始めている。各球団が隠れた逸材を自前で育てるこのシステムを今後も充実させていく必要がある。 今年のプロ野球界は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本の連覇で始まった。その感動の余韻が残ったまま、ペナントレースに入り、連覇に貢献した選手を見ようと、多くのファンが球場に足を運んだ。 スター選手の活躍に若手の成長が絡み、大いにファンを楽しませてくれたシーズンだった。 来季も、岩手・花巻東高の菊池雄星投手や、満を持して巨人入りする長野久義選手ら、期待のルーキーがスタンドを沸かせてくれそうだ。「来年こそ晴れ舞台に」と誓う育成選手もいるはずだ。 次はどんなドラマが見られるのか。野球の楽しみは尽きない。 (2009年11月8日01時04分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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