HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 56780 Content-Type: text/html ETag: "ad65a-1127-c310dc0" Expires: Mon, 26 Oct 2009 03:21:15 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 26 Oct 2009 03:21:15 GMT Connection: close 10月24日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



現在位置は
です

本文です

10月24日付 よみうり寸評

 なかなかの盛況ぶりだ。昨年引退した初代新幹線「0系」の一般公開がさいたま市の鉄道博物館で始まった◆初日の21日は午後4時過ぎから閉館まで2時間足らずの公開だったが、約650人が訪れた。翌日は2000人。週末はもっとにぎわうだろう◆新幹線開業は45年前の1964年10月1日。その2週間前に羽田空港へのモノレールが開通し、9日後には東京五輪開幕を控えていた◆懐かしそうに、車体を眺めたり車内の席に座ったりする年配の人の姿もある。外観から「団子っ鼻」の愛称で親しまれた車両は、高度経済成長期の象徴でもあった◆展示されている年表パネルも興味深い。開業当時、東京―新大阪間は「ひかり」の場合、特急料金を含め運賃(2等車)が2480円で、同じ区間の航空運賃の半額以下だった、とある。当時の給与水準でも比較的利用しやすい金額だったようだ◆今の時代を代表する乗り物として、45年後に展示されているのは何だろうか。そんなことを考えながら、見て回るのも悪くない。

2009年10月24日13時48分  読売新聞)
現在位置は
です