
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 58188 Content-Type: text/html ETag: "396120-1612-73df09c0" Expires: Wed, 07 Oct 2009 00:21:06 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 07 Oct 2009 00:21:06 GMT Connection: close
![]() 温家宝訪朝 北朝鮮は6か国協議に戻れ(10月7日付・読売社説)北朝鮮の金正日総書記が、中国の温家宝首相との会談で、核廃棄を目指す6か国協議に復帰する可能性に言及した。 半年前、北朝鮮は、長距離弾道ミサイル発射を国連安全保障理事会に非難されるや、6か国協議に「二度と絶対に参加しない」と宣言していた。 それが今回、「米朝協議の状況を見て」という条件つきながら、金総書記自ら「6か国協議を含む多国間協議」に応じる用意を表明したのは、姿勢の変化には違いない。経済支援の見返りを当て込んでの発言でもあっただろう。 ただし、実際に協議復帰につながるのかは、依然不透明だ。あくまでも対米交渉に主眼を置く構えに変化は見られないからだ。 米国は、6か国協議復帰を説得する目的なら、北朝鮮と対話する用意がある、としている。日中韓露4か国と、十分な調整を進めることが肝要だ。 問題は、北朝鮮が、核兵器保有の既成事実化を図ろうとしている点にある。核実験を2回強行し、核開発をやめようともしない。 この北朝鮮に、安保理が決議で制裁を科しているのは当然だ。2005年9月の6か国協議の共同声明に明記した核廃棄の約束を、北朝鮮が再確認し、核放棄へ具体的に動くときまで、制裁はいささかも緩めてはならない。 温家宝首相は、6か国協議の議長国・中国の代表として、重大な責務を担っての訪朝だった。 国交樹立60周年の「友好年」ということで、温首相は表向き、熱烈歓迎された。だが、中朝関係は冷え切っている。首相の訪朝は18年ぶり、胡錦濤国家主席も2005年に訪れたきりだ。冷却化の主因は、北朝鮮の核開発にある。 中国は、北朝鮮に対する制裁措置の実施に慎重な姿勢を示してきた。それが、今日の事態を招く一因になったとも言える。 制裁により北朝鮮の体制が揺らげば、中国にとって最優先の「安定」に悪影響が及ぶとみたのだろう。現実には、北朝鮮が核開発を続ける中、中国を含む東アジアの安定はますます損なわれた。 その 10日に開かれる日中韓首脳会談で、鳩山首相、温首相、李明博・韓国大統領は、実効性ある対北朝鮮戦略を練ってもらいたい。 (2009年10月7日01時09分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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